エル・グレコの生涯

Posted 2020-02-12

グレコのことを何も知らずに、2019年10月にパリで【エル・グレコ展】を観ました。帰国後に古本屋でこの本を見かけて、買い求めました。本を二読、三読して、図書館から大判の図録も借りました。グレコのことを知りたいと思ったからです。まず本物を観て感動した後に読む文章も観る図録も、眼から脳に染み入るようです。僕があの絵で感動したのは、そういうことか。納得、合点、の読書体験になりました。僕は今、「トレド」と、インターネットで検索を始めています。

 

(備忘録:ベラスケスがグレコに学んだところは大きい。しかも、グレコを真に理解するためにはイタリアに留学して、空気遠近法の妙を識る必要があった。さらにグレコの光の絵画を理解し、グレコの色彩の精神性を知るまでには一生涯かかった。/図録解説より)