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鬼と天皇

投稿日 2013-07-27 Tagged As: | Categories: Blog, 本棚
鬼と天皇

大和岩雄。著者は「鬼は夜あらわれ、空が白むと姿を隠す。天皇も夜明け前に神事を行い、昼間は姿を見せない」と、両者の共通点に着目する。私は精神性という分野が苦手だから見た目の印象を記す。神社のしつらえ、しめ縄は何の抽象化なの・・・・[続きを読む]


鬼の研究

投稿日 2013-07-20 Tagged As: | Categories: Blog, 本棚
鬼の研究

馬場あき子。著者は序章で「日常という、実りすぎた飽和様式のなかで、眠りこけようとするものを醒ますべく、ふしぎに鬼は訴えやまない」と記す。私はこの文章をこのまま、ロックの帯巻きのコピーとして採用したいと思う。著者の音楽観は・・・・[続きを読む]


山の人生

投稿日 2013-07-13 Tagged As: | Categories: Blog, 本棚
山の人生

柳田国男。このblog本棚には、私が一読二読し更に再読して、ふとした機会に思い出す一文がある本を並べている。例えば、バーチャルリアリティ=仮想現実という言葉を聞くと、私はこの本の一文を思い出す。「我々が空想で描いて見る世・・・・[続きを読む]


あっぷる

投稿日 2013-06-29 Tagged As: | Categories: Blog, 版画制作室
あっぷる

むかしむかし、あるところに、おもしろいことが大好きな鬼がおりました。あるとき、鬼は人里ちかくで白いひもを拾いました。これは人間たちがイヤホンといっているひもだな。アップルとやらにつなげると音楽が聞こえるらしいよ。アップル・・・・[続きを読む]


深夜+1

投稿日 2013-06-22 Tagged As: | Categories: Blog, 欄外余白
深夜+1

ナンダテメェハ何者ダ ウラレタケンカハ衝動ガイ 言訳ハクチゴタエ 多読ヲホコラズ少読ヲハジズ 深夜ノ一杯カサネタ果テノ サヨナラダケガ人生ダ 参照:読まずに死ねるか! (Photo by Kei Kikuchi)


イン・ザ・ペニー・アーケード

投稿日 2013-06-08 Tagged As: | Categories: Blog, 本棚
イン・ザ・ペニー・アーケード

スティーヴン・ミルハウザー(柴田元幸=訳)。5人の翻訳者による12篇のアンソロジーのなかの一篇。1988年刊行の本の12篇のなかで、この一篇だけが鮮明に脳裏に刻み込まれたのでしょう。25年後に読み返してもこの小説の魅力は・・・・[続きを読む]


Gibson-J30と私と版画

投稿日 2013-06-01 Tagged As: | Categories: Blog, 欄外余白
DOBU6

富山市の『どぶろく』という居酒屋に版画を搬入しました。このお店は音楽好きの酒場です。この写真は、版画を搬入した夜、お店のギターを借りて下手にかき鳴らす私の姿です。 実は、このギターは私の所有物です。これは、私が20年以上・・・・[続きを読む]


書を閉じよ、刀を取れ

投稿日 2013-05-25 Tagged As: | Categories: Blog, 版画制作室
書を閉じよ、刀を取れ

空っぽの箱の底に、十本の彫刻刀があります。この箱が木屑で満杯になったとき、次の個展を開くことでしょう。 9回目の個展が終わって1ヶ月経ちました。この1ヶ月はツンドク本を片っ端から読み倒しつつ、個展の精神的な後片付けで過ぎ・・・・[続きを読む]


箱いっぱいの木屑(Whole Lotta Love)

投稿日 2013-03-30 Tagged As: | Categories: Blog, 版画制作室
Whole Lotta Love

「胸いっぱいの愛を」(Whole Lotta Love)は、レッド・ツェッペリンの曲ですが、私の場合は『箱いっぱいの木屑』です。 この一年間で彫った木屑が箱いっぱいに溜まりました。私は木を彫って作品を制作しはじめて以来の・・・・[続きを読む]


版元を吃驚させろ!

投稿日 2013-02-25 Tagged As: | Categories: Blog, 欄外余白
PEPIN

富山市のPEPINというイタリアンレストランでシルクスクリーンのワークショップが開催されました。 私は、お店の友人として、このワークショップに原画を提供しました。提供したのは版画で、版画の制作モチーフはボブ・ディランです・・・・[続きを読む]