Posts Tagged 新作制作


枯れゆく花、絶唱

投稿日 2015-02-01 Tagged As: | Categories: Blog, 版画制作室
枯れゆく花

お正月に花を買いました。彫刻制作中のアトリエに花を生けました。この花が枯れるまでに彫刻を完成させようと願い、懸命に彫りました。花が枯れる時間に追いかけられて、木を彫り進めて作品のフォルムが生まれてきましたが、花は死に向か・・・・[続きを読む]


花の時間、鬼の時間

投稿日 2015-01-18 Tagged As: | Categories: Blog, 版画制作室
鬼の時間

アトリエに花を生けて木彫刻を彫っていると、時間の観念について考えさせられます。花は刻一刻と枯れていきます。日に日に死に向かいます。昨日より今日、しおれています。一方の彫刻は、昨日より今日、形が出来てきます。私が彫っている・・・・[続きを読む]


花もて語れ、鬼よ

投稿日 2015-01-04 Tagged As: | Categories: Blog, 版画制作室
花もて語れ

一月の雪は、四月に花を咲かせます。現在、北国の見張り塔はずっと雪に埋もれていますが、私は今年も粛々と血の轍を歩きます。四月には、花もて語れ、鬼よ! 【追伸】生まれて初めて、自分のために花を買いました。花を買って自分のアト・・・・[続きを読む]


A DAY IN THE LIFE

投稿日 2014-11-03 Tagged As: | Categories: Blog, 版画制作室
A DAY IN THE LIFE_1

私の人生の一日は、版画を刷りました。下の写真は、刷り場の朝、刷り場の手、刷り場の夕、そして版画干し場の夜の順です。この版画は、エディション・1/1の版画です。私が保有するA.P(アーティスト・プルーフ)の外に1セットのみ・・・・[続きを読む]


版画文字

投稿日 2014-08-14 Tagged As: | Categories: Blog, 版画制作室
かなしみのおわり

絵画のなかに文字を入れた版画をつくりました。文字は言葉で、文字は抽象化した絵画でもありますが、言葉は意味を持ちます。木に彫って墨を塗って和紙に刷ると、その言葉は残りますので、後で気持ちが変わるような言葉では済まされません・・・・[続きを読む]


Red Eye

投稿日 2014-08-02 Tagged As: | Categories: Blog, 版画制作室
Red_Eye

                  木版画の盧舎那仏をバージョンアップしました。25cm四方のパネル66枚で構成される木版画の一部・・・・[続きを読む]


死よ、おごるなかれ

投稿日 2014-07-11 Tagged As: | Categories: Blog, 版画制作室
死よ、おごるなかれ

ジョン・ダン(1572-1631)の詩を彫っています。この詩を筆写したのは2005年2月18日です。私のスケッチブックに日付けが残っていました。詩を筆写したのは友人の弔辞のためです。和紙に毛筆で書いた詩は、友人と共に灰に・・・・[続きを読む]


After The Flood

投稿日 2014-05-05 Tagged As: | Categories: Blog, 版画制作室
After The Flood

三年前のあのとき、盧舎那仏をつくろうと思ったとき、私がこの大仏に内蔵させるモチーフは野外コンサートに集うオーディエンスでした。私は、神部衆にしろ菩薩にしろ、または鬼にしても、音楽のプレイヤーをモチーフにして版画をつくって・・・・[続きを読む]


構想三年、制作三ヶ月

投稿日 2014-05-01 Tagged As: | Categories: Blog, 版画制作室
Big_Brother

2011年3月。日本。私は忘れていません。三年前に私は思いました。盧舎那仏をつくる時だ。約千年前に、同じようなことが日本で起りました。その時に東大寺の大仏が建立されました。2011年3月まで、私は東大寺の大仏を軽視してい・・・・[続きを読む]


鬼の掟

投稿日 2014-04-05 Tagged As: | Categories: Blog, 版画制作室
鬼の掟

「酒は呑め呑め、呑むならば、器をつくれ!」。これが鬼の掟です。 桜咲く季節を迎えました。今年も個展の準備です。去年の個展に引き続き、木彫りの酒器を展示及び画廊内の酒盛りに使用する予定です。個展の詳細については後日ご案内し・・・・[続きを読む]