
2011年3月。日本。私は忘れていません。三年前に私は思いました。盧舎那仏をつくる時だ。約千年前に、同じようなことが日本で起りました。その時に東大寺の大仏が建立されました。2011年3月まで、私は東大寺の大仏を軽視してい・・・・[続きを読む]
西藤博之公式サイト
2011年3月。日本。私は忘れていません。三年前に私は思いました。盧舎那仏をつくる時だ。約千年前に、同じようなことが日本で起りました。その時に東大寺の大仏が建立されました。2011年3月まで、私は東大寺の大仏を軽視してい・・・・[続きを読む]
「酒は呑め呑め、呑むならば、器をつくれ!」。これが鬼の掟です。 桜咲く季節を迎えました。今年も個展の準備です。去年の個展に引き続き、木彫りの酒器を展示及び画廊内の酒盛りに使用する予定です。個展の詳細については後日ご案内し・・・・[続きを読む]
私の版画制作室の新しい道具を紹介します。電動の鑿と電熱の焼印です。木版画の制作ではなく木彫刻の制作で使う道具です。大好きなジミ・ヘンドリックスの最後のアルバムタイトルを借りて、2014年の私のアトリエをエレクトリック・ウ・・・・[続きを読む]
この画像は、2013年12月、テレビ収録のために久し振りに帰宅した私のギターと新作版木との2ショットの図です。このギターについてはblog『Gibson-J30と私と版画』に書きました。久し振りに手元に戻ったギターからは・・・・[続きを読む]
木版画について、彫りは5年、刷りは10年という言葉がありますが、はじめて版画でお金をいただいてから15年を経た私の現在を記します。銀塩の写真フィルムの現像からヒントを得て、ピンボケまたはブレを木版画で表現しようと実験中で・・・・[続きを読む]
むかしむかし、あるところに、おもしろいことが大好きな鬼がおりました。あるとき、鬼は人里ちかくで白いひもを拾いました。これは人間たちがイヤホンといっているひもだな。アップルとやらにつなげると音楽が聞こえるらしいよ。アップル・・・・[続きを読む]
空っぽの箱の底に、十本の彫刻刀があります。この箱が木屑で満杯になったとき、次の個展を開くことでしょう。 9回目の個展が終わって1ヶ月経ちました。この1ヶ月はツンドク本を片っ端から読み倒しつつ、個展の精神的な後片付けで過ぎ・・・・[続きを読む]
「胸いっぱいの愛を」(Whole Lotta Love)は、レッド・ツェッペリンの曲ですが、私の場合は『箱いっぱいの木屑』です。 この一年間で彫った木屑が箱いっぱいに溜まりました。私は木を彫って作品を制作しはじめて以来の・・・・[続きを読む]
彫刻には影ができます。 立体ですから光があたると影ができて当然ですが、版画などの平面作品もつくる私としては、制作途中の彫刻に影ができることに気が付くと、思わず彫る手が止まります。平面作品は絵空事という言葉がある程に、架空・・・・[続きを読む]
私の作品は私ひとりでつくっています。精神的な支えや作る手がかりは沢山あるので、さみしいことはありませんが、実質的につくるのは私ひとりです。いわゆるアートシーンからも遠く離れてひとりで制作している私が気になるのは、過去の私・・・・[続きを読む]